保阪正康作家

１９３９年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。２００４年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史　縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く歴史が暗転するとき』（講談社）として好評発売中。

伊藤博文の改革は朝鮮人に歓迎されず数多くの人命が犠牲に

公開日：2019/08/26 17:00　更新日：2019/08/27 17:09

「真相箱」では、伊藤博文の統監としての施策について、次のように書かれていた。

「伊藤公の提議した諸改革なるものは、一見頗る独創的なるものと思われる。しかしながらそれは、ある程度強権を以て実行せられたものであり、朝鮮人にとっては決して喜ぶべきものではなかった。その後、日本政府…

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【連載】保阪正康日本史縦横無尽