谷崎潤一郎「痴人の愛」のナオミはチップで暮らす“女給”

昭和初期に東京や大阪のターミナルでは「モボ」や「モガ」と評される若者たちが、既存のモラルに抗するように派手ないでたちと化粧で街を練り歩いた。同時に昭和初年代から三原山での飛び込み事件のように「自死」ブームというべき現象が起こった。いずれも昭和という時代の現象のように語られるが、…
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