丸川珠代議員に裏金“中抜き”疑惑…鞍替え衆院選は大ピンチ「初の女性総理」の野望も潰える
「タマヨ! パンティーテックス!」とは吉本のお笑い芸人・島田珠代姉さんの愉快な一発ギャグだが、国会の“珠代姉さん”は愉快とは程遠い。民主党政権時に「愚か者めが!」の一発ヤジで時の人となった自民党参院議員の丸川珠代元五輪相のことだ。
丸川議員は12日、政治資金パーティー裏金事件に絡み販売ノルマ超過分を派閥に納めず「中抜き」していた疑惑が浮上。TBSがスクープした。
所属する安倍派には、中抜き議員が十数人、総額は少なくとも8000万円に上ると報じられてきた。TBSの報道によると、安倍派事務総長を務めた下村博文元文科相が約500万円を、丸川議員は約700万円を抜いていたという。
丸川議員といえば、次期衆院選で参院から鞍替え。新東京7区(港・渋谷)から出馬予定だ。
「新東京7区は、丸川さんと維新の小野泰輔衆院議員、立憲の松尾明弘前衆院議員の東大卒3人による巴戦になりそうです。裏金事件で自民党への逆風が吹き荒れる中、中抜き疑惑が浮上したとあっては、丸川さんが厳しい選挙戦を強いられるのは間違いない。参院選はイメージや知名度の勝負といわれますが、衆院選の小選挙区での戦いはドブ板をこなして応援団をつくらなければ勝てない。自民支持層を固めても、政治とカネの問題に敏感な無党派層にソッポを向かれたら厳しい」(都連関係者)