泉・立憲民主「政治とカネ」追及に漂う暗雲…グループ解散否定、本音は「政策活動費」温存
自民党派閥の裏金事件をめぐる国会審議は来週から本格化する。「政治とカネ」をテーマに衆参両院の予算委員会で集中審議は29日に実施予定。野党第1党の立憲民主党の腕の見せどころだが、どうにも締まらない。内部のドタバタが露呈し、暗雲が漂い始めている。
泉代表は26日、自身を支える党内グループ「新政権研究会」をめぐる解散報道を否定。「誤報だったのではないか」とけむに巻いた。
裏金事件を追及する野党第1党の代表として、グループと派閥が同一視されるのを避けるべきとの判断が党内であったと報じ、新政権研究会は解散する方針を固めたなどと伝えていた。
「一部で解散論が上がったのは事実です。『自民の派閥が解散しているのに、立憲がグループを維持しては“ブーメラン”になる』といった意見です。一方、『自民の派閥解散は論点ズラシ。同じ土俵に乗ってはダメ』との声もある。泉代表はまたも党内をまとめきれず、求心力のなさが浮き彫りになってしまった」(野党関係者)
自民を追い込む千載一遇のチャンスをフイにされたらたまらない。つい最近も、立憲は内輪モメでチャンスを逃してきた。