W杯期間中は運賃10倍! ブラジルの劣悪すぎる航空事情
「ブラジルの航空運賃は正規の価格で払うともともと高い。ただ、早めに購入するとかなり下がる。サンパウロ―リオ間ならば100ドル以下で手に入れることもできる。しかし、W杯期間中に関しては、こうした割引が適用されない可能性が高い」(サンパウロの旅行代理店)
■空港で足止めは日常茶飯事
ブラジルの格安航空会社GOL(ゴル)はインターネットで予約、発券するシステムを使っている。ところがこの航空会社は、ブラジル国外で発行されたクレジットカードは使えない。そのため外国人がゴルを利用する場合は、旅行代理店にチケットを発行してもらうという手間がかかる。その手数料がどのくらいになるのか、まだハッキリしていない。
また、ブラジルの好況を背景に空港が過密発着だ。飛行機同士が接触事故を起こし、運航取りやめ、遅延は頻繁にある。
商業都市サンパウロ市内には、国際用のグアルーリョスと国内用のコンゴーニャスと空港が2つあるが、それでも発着枠が足りなく、格安航空会社はサンパウロから100キロ離れたカンピーナスにあるビラコッポス空港を使用しているほどだ。