通訳なしで堂々と…ミラン本田は「英語力」をどこで伸ばした?
“I understand my situation. And I think everybody expects a lot about me.”
(僕は自分の置かれた状況を理解している。それに、みんなが大きな期待を寄せてくれている)
イタリアセリエAの名門ACミランへの加入が決まり、日本時間5日未明に現地入りした本田圭佑(27)が、クラブの公式インタビューに流暢(りゅうちょう)な英語で答えていた。スピーチの発言だけでなく、ヒヤリングもバッチリで、曖昧な質問は聞き直し、趣旨を確認して答える余裕も。これにはファンもド肝を抜かれたのではないか。
「英語はインド式で学べ!」の著者で、企業研修コンサルティング会社「パンネーションズ」代表の安田正氏も、こう絶賛する。
「約5分のインタビュー中、本田選手の英語は終始自信満々でしたね。おそらく彼の英語力は、かなりのものです。ボキャブラリーは決して豊富とはいえませんが、サッカー選手がインタビューでよく使う“I’m so happy to come here.”などの常套(じょうとう)句をきちんと話していましたし、それらの常套句の後にbecauseやsoを使って、より深い表現をしていました。普段から言いたいことをはっきり言う本田選手の性格も、英語という言語に合っていますね」