MFがコケたらみなコケる…本田ミラン移籍で深まるザックの悩み
ザッケローニ日本代表監督(60)が16日、外国特派員協会で記者会見を行った。
質疑応答中、「本田が来年1月からミランでプレーする。半年後にはW杯開幕。難しい時期なのでは?」との質問には、「良いタイミングでの移籍。彼のモチベーションは上がり、代表チームに良好なハーモニーをもたらしてくれる」と前向きにコメントしたが、実はザックの悩みはますます深まったのではと心配されている。
■25得点のうち21点がMF
理由は、代表の得点がMFに偏っていることだ。ザック日本は13年に国内組で臨んだ東アジア杯を除くと16試合を戦い、計25得点中21点をFW以外が決めている。トップ下の本田が8点でトップ。左サイドの岡崎6点、右サイドの香川4点と続いてボランチの遠藤が2点。FWはハーフナー、柿谷、工藤、大迫が各1点だ。
ご存じのように、マンチェスター・ユナイテッドの香川は4日に「救急車騒動」を起こしている。モイーズ監督は「食い過ぎ」とコメントしたが、「体調不良」で欠場した15日のアストンビラ戦後には「香川は病気だ」と発言。地元イングランドでは「内臓疲労で心身ともに疲弊? 長期離脱の可能性が出てきた」という観測も流れるほどだ。