異例の現地解散…ザックJAPAN「人間関係崩壊」の瞬間

公開日: 更新日:

■シュラスコ店でのテーブルにも人間関係が

 コロンビア戦前のオフに訪れたブラジル肉料理店でも、3つのグループは別々だった。本田と同じ席に座ったのはセリエA仲間の長友佑都、08年にフランスで開催されたトゥーロン国際トーナメント大会にU-23日本代表として一緒に出場した岡崎慎司、青山敏弘たち。

 本田と距離を置く川島、吉田麻也内田篤人、森重真人、酒井高徳酒井宏樹たちが離れた席に座った。群れないタイプの長谷部、今野泰幸、伊野波雅彦、西川周作ら中立派が、店の真ん中辺りで黙々と肉を食べていたという。

■本田とザックの蜜月関係にも微妙な溝

 本田が孤立していったのは、ザッケローニ監督から過剰に頼りにされていたことも無関係ではない。ザックは本田の自己主張の強さを好ましく思い、おとなしい選手ばかりのチームにあって、日本人離れしたメンタリティーがチームに刺激を与えてくれると、高く評価していた。

「ザッケローニは紅白戦などで選手のポジションが50センチほどズレただけで文句を言うが、本田にだけはミスしようが、守備をサボろうが、何も言いません。体調不良でも試合には使うし、何から何まで特別扱い。面白くないと感じている選手も中にはいました」(ある選手の関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動