W杯1得点の岡崎を待ちうける新シーズン「3つのハンディ」
ドイツ1部ブンデスリーガ13―14年シーズンに15得点を稼いだエースFWが、ブラジルW杯ではコロンビア戦の1得点に終わった。日本代表FW岡崎慎司(28)をどう評価すればいいのか? 欧州サッカー市場も測りかねている。
岡崎がシュツットガルトからマインツに移籍(13年6月)した際の移籍金は3億円だったが、昨季15得点で一気に5倍の「15億円」に跳ね上がったといわれている。それも当然だ。昨季ブンデスリーガ15得点はランキング7位タイ。今W杯で活躍中のドイツ代表のミュラー(13得点)やオランダ代表のロッベン(11得点)よりも結果を残していたからだ。
しかし、W杯で岡崎は1次リーグ初戦のコートジボワール戦、2戦目のギリシャ戦ともにシュート「0本」に終わり、せっかくの高評価がW杯を境に暴落してしまった。
■監督と相棒がチームを離れ……
8月22日に開幕するブンデスリーガで「3つのハンディ」が待っている。
岡崎を「1トップで好き勝手にプレーさせることが能力をフルに発揮させることにつながる」と評価していたトゥヘル監督が退任。ヒュルマンド新監督体制に変わる。最大の理解者がいなくなるマイナス面は大きい。