W杯1得点の岡崎を待ちうける新シーズン「3つのハンディ」
昨季7位に躍進したマインツは、来季EL(欧州リーグ)に参戦する。 岡崎にとって2季ぶりのELだが、前回はリーグ戦とELのハードスケジュールにコンディションを崩し、ブンデスリーガ25試合1得点、EL9試合2得点と精彩を欠いた。身長174センチ、体重75キロの岡崎は、試合ごとに欧州の屈強DFに倒されて生傷が絶えない。来季も、前回の轍(てつ)を踏むのではないか――。現地ではそう懸念されている。
さらには「相棒」も失った。カメルーン代表としてW杯に出場した身長190センチFWチュポモティング(25)が5日、ドイツの強豪シャルケに引き抜かれたのである。昨季、岡崎に次ぐ10得点を挙げた点取り屋がいなくなり、マインツは同タイプのフィジカル系FWを探している最中。とはいえ、誰が来ようと岡崎が連係不足のままで来季を迎えれば、昨季のような大量ゴール生産は期待できない。
W杯でのパフォーマンス低下を引きずり、岡崎ブランド失墜のピンチなのだ。