チームと話し合い要求も…暴落止まらない香川の市場価値
ブラジルW杯でノーゴールだったFW香川真司(25)の評価が、海外でガタ落ちだ。英紙は「説得力のない出来だった」として、マンU“クビ寸前リスト(Axe is poised)”に挙げていた。
また、「マンUで出番がないのなら戻ってくればいい」と好意的だった古巣の独・ドルトムントですら、ピタッとラブコールが止まってしまった。W杯での不甲斐ないパフォーマンスに、有力クラブから見向きもされなくなってしまった可能性がある。
「香川の魅力はアタッキングサードからDFをかわしてのドリブル突破と、そこから自分でフィニッシュにまで持ち込めるスピードとテクニックが一番の武器だったのに、ブラジルでは何も見せられませんでした。それが評価を下げた最大の原因です」(サッカーライター・平野史氏)
香川はドルトムントに移籍した2010-11、11-12年シーズンと2年連続で国内リーグ優勝の立役者になり、その活躍で12年夏にマンUに移籍金16億円で引き抜かれた。12-13年シーズンこそファーガソン監督のもとで成績を残し、移籍金相場も20億~25億円に跳ね上がった。しかし13-14年は監督が代わり出場機会を減らされ、プロ人生初のノーゴールという屈辱を味わった。それだけに本大会は香川にとっても、ヨーロッパ市場で価値を再度高めるチャンスだったが、それも失敗に終わった。