誰もがクビひねった アギーレ監督の選手選考、起用の過去
新生アギーレ・ジャパンの代表メンバーは28日に発表され、来月5日のウルグアイ戦(札幌)と9日のベネズエラ戦(横浜)に臨む。アギーレ監督は今週末のJリーグから視察をスタート。時間的な制約もあってブラジルW杯メンバーが中心となるだろうが5人程度の若手が加わる可能性もある。
G大阪で定位置確保のDF西野貴治(20)、鹿島で先発を続けているDF植田直通(19)、川崎のテクニシャンMF大島僚太(21)、フィジカルとスピード自慢の新潟FW鈴木武蔵(20)ら五輪組が、アギーレ・ジャパンの初陣でデビューする可能性もゼロではない。
「オサスナ、Aマドリードなどのクラブでもメキシコ代表でも若手を抜擢することが多く、チーム内に競争原理を植え付けるタイプ。ただし、不可解な選手選考、起用法も多くて『日本代表をグチャグチャにしてしまうのでは?』と懸念する声も聞こえてくる」と某マスコミ関係者がこう続ける。
「10年南アW杯で母国メキシコ代表を率いて出場したアギーレは、地元クラブのチーバスで21ゴールを挙げ、W杯後に名門マンチェスター・ユナイテッド入りが決まっていたFWエルナンデスを大会直前にサブに降格。チーム内外から不平不満が噴出した。グループリーグ初戦の南ア戦を引き分け、2戦目でエルナンデスの先制ゴールで勢いに乗ってフランスを2-0で破る大金星を挙げ、1位通過を懸けた3戦目ウルグアイ戦に満を持して先発出場させると思われたが、エルナンデスのポジションで先発したのは不調の36歳FWブランコだった。結局、メキシコはウルグアイに負けて2位通過。決勝T1回戦で強豪アルゼンチンと対戦することになり、1―3で完敗してしまった」