日本シリーズ単独首位発進も 小田孔明を襲う「賞金王」の重圧

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 たった1日が終わっただけだが、藤田に5打差をつけて小田は有利な立場になったのに、弱気発言を繰り返したり、自信なさげで疲れ切った様子だった。

 こんな精神状態であと3日持つのか。ゴルフジャーナリストの早瀬利之氏がこう言う。

「賞金王になればマスターズなどに出場できますが、小田はプレッシャーに弱く、押し潰されてしまうところがある。昨年の日本オープン、今年の日本プロゴルフ選手権でも最後に優勝をさらわれるなど、ここ一番に弱く、それがトラウマになっているのでしょう。気持ちの切り替えがヘタで、いつまでも引きずってしまう。これが追う側ですとまだラクなのでしょうが、追われる側になると、精神的余裕がなくなる。ましてや相手はしぶとい藤田です。この大会3勝と相性が良い上、経験豊富で1日で5打差をひっくり返す爆発力もある。小田は、それを何度も目の前で見せられているから、ヒタヒタと迫ってくる藤田が怖くて仕方ないのでしょう」

 心臓バクバクで、最近では「緊張するとお腹が痛くなる」という小田。初日首位発進でプレッシャーがさらに大きくなったか。

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