「ノミの心臓」発言で露呈 賞金王・小田孔明の“プライド”欠如

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【日本シリーズJTカップ】(東京・東京よみうりCC=7023ヤード・パー70)

 小田孔明(36)が3位タイでフィニッシュし、初の賞金王タイトルを手にした。もっとも優勝することで逆転のチャンスがあった藤田寛之、岩田寛、近藤共弘の3人が成績振るわず、3日目が終わった時点で、小田のタイトルはほぼ決まっていた。

 それでも記者会見では「フーッ、終わった」とまず大きくため息。「昔から賞金王になりたいという気持ちはあった。調子自体は悪くなかったけど、精神的なものですね。いつも熟睡するボクが夢を見たり、見えないプレッシャーがあった。すぐ緊張しますから。体はデカいけど、ノミの心臓っスよ」(小田)と疲れ切った様子を見せた。

 何とも頼りない話だが、賞金王といえば日本ツアーの顔だ。マスターズや全英オープンなどメジャーにも出場することになるが、「ノミの心臓」で世界を相手に戦えるのか心配になる。

 昨年は松山英樹(22)が海外試合との掛け持ちながら、プロ1年目で賞金王タイトルを獲得。新人としては最多タイの年間4勝を挙げ、史上最速の16試合(海外メジャーを含む)で2億円を突破。日本ツアーを大いに盛り上げた。そして今年は米ツアーで初優勝するなど、いまでは世界ランク16位と、ファンの期待に応える活躍を見せる。

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