“スマイル女王”キム・ハヌル 念願の日本参戦で大暴れの予感
【ヨコハマタイヤゴルフトーナメント】(高知・土佐CC=6217ヤード・パー72)
全美貞(32)が8アンダーで初日トップに立ったように、日本女子ツアーで韓国選手が強いのは、ご存じの通り。そして今季からまたひとり、手ごわい選手が乗り込んできた。母国で「スマイル・クイーン」のニックネームを持つキム・ハヌル(26)だ。
今大会初日は3アンダー、8位タイと上々のスタート。美人であり、しかも韓国女子ツアーで2年連続賞金女王(11年、12年)に輝いた実力者でもある。
韓国事情に詳しいジャーナリストの太刀川正樹氏が言う。
「イ・ボミが日本ツアーに参戦したのが11年。仲良しだったキム・ハヌルも日本に一緒に行きたかった。しかし人気選手が続々と海外へ流出して韓国ツアーの空洞化を心配したスポンサーから日本行きを止められたのです。2年間韓国で我慢して、13年に米ツアー予選会を受けようとしたところ、またも韓国ツアーとスポンサーから、前年優勝者として日程が重なる試合への出場を強要された。出場しなければ1億ウォンの罰金を科すと言われ、泣く泣くあきらめるしかなかった、悔しい過去があるのです」