横峯さくら勘違い? 米ツアー“ドタバタ”デビュー招いた理由
今年から米女子ツアーに参戦する横峯さくら(29)が、5日に開幕の今季2戦目、「ピュアシルク・バハマLPGAクラシック」(バハマ、オーシャンクラブGC)でようやく「デビュー」した。初日は悪天候で競技進行が大幅に遅れサスペンデッド。イーグル直後のダブルボギーを叩くなど出入りの激しいゴルフで、5ホールのみ消化でイーブンパーだった。
さくらの米ツアーデビューだが、誤算はなかったのか。昨年末の最終予選会で11位タイに入り、上位20人に与えられる優先権を手にはした。ゴルフ雑誌やスポーツ紙は、「ツアーのフル出場権を獲得」と報じ、「今は(米ツアーで戦うことが)すごい楽しみ」と、先月19日渡米したが、開幕戦には出られず、人生初のマンデー予選会にも失敗した。
最終予選会では11位タイでも、さくらの米ツアー通算優先順位は140位。実はこの順位ではシーズンを通してフル参戦できるわけではない。今大会のように120人枠だと、欠場者による繰り上がりでしか出場できないのだ。
今大会も当初は出場権がなく、2枠を争うマンデー(予選会)に出場。3アンダーでホールアウトすると、結果が出ないうちにスタッフから「欠場者が出たので繰り上がり順位1位のさくらは本大会に出場できる」と聞かされ、本戦に出場できることになった。