銘酒がスポンサーに 初V片岡大育はゴルフ界きっての“左党”
「私は黒潮CCのメンバーで、ゴルフ場を経営する黒潮観光開発と酔鯨酒造は、旭食品のグループ会社です。昨年、旭食品の竹内克之会長がツアー転戦には経費がかかるだろうということで後援会を立ち上げてくれ、旭食品、酔鯨酒造、黒潮CCの3社がスポンサーになってくれました。観光特使は私の友人が尾崎高知県知事と親しかったことから、お声を掛けていただきました」
酔鯨といえば、“左党”には有名なブランドだ。片岡本人も相当いける口で、「日本酒なら、1升ぐらい飲めば飲めると思います。酒は転戦先で平塚哲二さん(43)や小林正則さん(39)、矢野東さん(37)らに鍛えられているそうです」(和人さん)。
今大会はエースキャディーが不在のため、2年ぶりにハウスキャディーを起用して戦ったが、初優勝のプレッシャーがかかる場面でも落ち着いてプレーするなど、マネジメント能力も高かった。
「青山充コーチに本格的に指導を仰ぐようになったのが、成長のきっかけになりました。オフはグアムやタイで合宿を行い、いまは4キロのランニングとウエートトレーニングを欠かしません。毎日何時に起きて何をしたかを電話で報告し、練習の指示を受けています。おそらく大育の性格と合っているのでしょう。『自分を緩めたら(怠けたら)、もう見てくれない』『あの人に見放されたら終わりだ』といっていますから。コースマネジメントも自分でするよう、青山さんからいわれたそうです。『青山コーチのいうことを聞いていれば絶対勝てる』というぐらいですから、全幅の信頼を寄せて練習に取り組んでいます」(和人さん)