松山の「年間王者」に現実味 最終戦でメジャー勝者なぜ失速?
【BMW選手権】
男子ゴルフ米国ツアー「フェデックス・カップ」プレーオフ第3戦のこの大会には70選手が出場し、カットラインなしで4日間行われる。そして、この試合が終わってポイントランキング上位30選手が最終戦ツアー選手権(24日開幕)に駒を進めることになる。
現在、ポイントランク16位の松山英樹(23)は、世界ランク首位のロリー・マキロイ(ポイントランク17位)、2012年フェデックス王者ブラント・スネデカー(同18位)と同組でスタート。6ホールを残して2オーバー、55位タイ(暫定、雷雲接近のためサスペンデッド)と出遅れた。
松山の最終戦出場は確定だが、年間王者ボーナス1000万ドル(約12億円)を手にするためにはどうすればいいのか? 米ゴルフ事情に詳しい吉川英三郎氏が、「松山にもチャンスは十分にある」とこう言う。
「今季メジャー2勝を含む4勝をマークして、フェデックスランク2位につけているジョーダン・スピースがプレーオフに入ってから2戦連続で予選落ちと不調でした。今大会初日は1ホールを残して5アンダー暫定3位タイと修正してきましたが、まだ万全とは言えない。というのも、トッププロはメジャーにピークを持ってくるように年間スケジュールを組み立てており、プレーオフまで想定していないからです」