ゴルフ世界ランク 松山以外の日本人はなぜ低迷するのか?
これが正しい評価というものだろう。
先週の米ツアー・カナディアンオープン最終日に進めなかった石川遼(23)は、世界ランクを203位まで落とした。松山英樹(23)は15位のままだが、国内のプロゴルファーとテニス選手の世界ランクを比較すると、意外な事実がわかる。
ゴルフは松山以下は大きく引き離され95位=岩田寛、111位=小田孔明、138位=近藤共弘、139位=片山晋呉と、150位以内は5選手しかいない。
一方のテニスも錦織圭(25)の5位はダントツ。91位=伊藤竜馬、112位=ダニエル太郎、114位=添田豪、137位=西岡良仁、149位=杉田祐一(すべて7月27日現在)と、国内ゴルファーのランクとほぼ同じだ。
ポイントシステムが異なる時代には、尾崎将司が8位、80年代後半に4大メジャーで何度もベスト10に入った中嶋常幸が4位にランクインしたこともあるが、それも昔の話だ。
■昨年賞金王の小田は賞金約1億3700万円以上
国内の競技人口は、ゴルフが20年前の3分の2に減ったといわれても約860万人。約400万人のテニスの倍以上だ。国内男子ツアーは海外での共同主管試合3試合を含めて27試合もあるにもかかわらず、世界ランキングの現状はテニスとほぼ変わらないというのはどういう訳か。