同組スコットと「2打差」で際立った池田勇太の“雑ゴルフ”
【日本オープン】
今大会予選2日間は、連覇を狙う池田勇太(29)と2年連続出場のアダム・スコット(35)のペアリングが注目を集める。
初日は池田が4アンダー3位タイ、スコットは2アンダー20位タイ。
池田はスコットよりも5つも多い7バーディーを奪っておきながら、差は2ストロークしかない。池田は3ボギー、スコットはノーボギー。つまりボギーを叩き過ぎということだ。それも18ホール中、難易度が16番目の12番パー5、13番目の14番パー5でスコアを崩した。17番パー3では3パットボギー。しまりのないゴルフをしていたことがわかる。
「14番はチャンスをつくれそうなところでポカした。17番は(12メートルのバーディーを狙って)入れようと思ったから、しょうがない」(池田)
日本オープンといえばかつてフェアウエー幅が狭く、深いラフと高速グリーンのタフな設定で知られ、優勝スコアはイーブンパー前後の熾烈な戦いだったが、主催者(日本ゴルフ協会)の方針転換で2年前から設定が甘くなった。だからいつもの試合と雰囲気が変わらないというプロが多い。初日、アンダーパー39人も当然なのだ。