トップ2人永久追放検討 誰が会長ならFIFA汚職が消えるのか

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 国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長が、FIFA倫理委員会から永久追放処分を受ける可能性が出てきた。24日、独紙「ウェルト」が報じた。

 ブラッター会長はFIFA資金の中から不法に約2億4000万円をプラティニ副会長に支払った疑いで、すでに90日間の暫定活動停止処分を受けている。

 受け取った側で同様に90日間の活動停止処分を受けたプラティニ副会長も同日、永久追放処分が検討されていることが分かった。組織のトップ2人がそろって「永久追放」とは前代未聞だ。

 来年2月にはFIFAの新たな会長が理事の選挙によって決まる。欧州サッカー連盟のインファンティノ事務局長(スイス)、アジア・サッカー連盟のサルマン会長(バーレーン)、フセイン王子(ヨルダン)、実業家のセシュワレイ氏(南アフリカ)らが立候補しているものの、トップが代われば汚職はなくなるのか。

「特に中東では頼み事をする際の“付け届け”が文化とすらいわれてるほどです。テレビ放映権料などの莫大な利権が生じるシステムが出来上がっている以上、トップのクビをすげ替えたくらいで体質が変わるはずはありません」(サッカージャーナリスト)

 FIFAという組織をいったん丸ごと解体するくらいの荒療治が必要ということだ。

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