300万円増のG大田 「大砲候補」の後輩台頭で背水の陣

公開日: 更新日:

 そうはいっても、レギュラーへの道は険しい。秋季キャンプ中、新人の岡本とともに大田に密着指導を行った内田打撃コーチは「岡本は打撃だけなら一軍のレギュラークラスに近づいている」と手応えを語る一方で、大田については「『センターから右』という打撃練習で、引っ張る意識が強い空振りをする。意図を理解していない証拠。高卒1年生の岡本とは立場が違うんだから何かを変えないといけない」と、温厚な名伯楽にしては珍しく厳しい口調で指摘していた。その後、同コーチのアドバイスで打撃改造に着手している。

 外野と三塁のポジションの違いこそあれど、大田が引導を渡されるとしたら、それは自身と同じ「高卒ドラ1」で「将来の右の大砲候補」でもある岡本の存在ではないか。後輩が先に台頭すれば、大田はジ・エンドとなるのである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動