打撃は絶賛も…巨人期待の岡本に唯一ダメ出しする鬼コーチ
「よく(マスコミに)岡本の守備力は上がっているのか? って聞かれるんだけど、守備って右肩上がりにうまくなるものではないんです。例えば心電図のような感じ。ずっと横ばいできて、ある時突然、ガッと上がるイメージ。それを繰り返してどんどん上がっていくものなんです。岡本は横ばいのまま。まだ一度も上がっていません」
打撃が良くても、守れなければレギュラーは遠い。井端コーチが続ける。
「捕球、送球のどちらが課題? はっきり言ってどっちもです。捕球と送球って連動している。捕るのがダメだと送球も正確にできないものなんです。一軍のレギュラーのレベルという見方をすれば、まだまだ全然ダメです。開幕までに初めてガッと上がるところがくるように、今マンツーマンでやっているんです」
打撃面を褒めちぎる首脳陣は多いが、名手で鳴らした井端コーチからすれば、守備面は物足りないようだ。
まだ19歳。褒めるばかりでなく、厳しいコーチが身近にいるのは、救いかもしれない。