ペブルビーチVならずも…岩田寛は今季ベストで“大収穫”
ティーショットはフェアウエーをとらえるも、大木の真後ろ。2打目は大木の右側からフックをかけて残り35ヤード地点まで運び、これを直接ねじ込めばテイラーと並ぶ。だが3打目はダフってグリーンまで届かず、4打目は1・5メートルに寄せたが、V逸から集中力が途切れたのかショートパットも外してボギー。結局、3バーディー、3ボギーの72と今後に向けて課題の多い内容となった。
それでも今季ベストは収穫が大きい。
10位内に入ったことで出場権のなかった次週のノーザントラストオープンに出場できる。フェデックスランキングは141位から72位まで上昇。また、下部ツアーからツアーメンバーを獲得したプロは次戦終了後にリランキングが行われるが、この大会の4位の成績で岩田は大きくアップして出場できる試合が増えることになる。
「無口というか、口数の少ない岩田ですが、米ツアー志向は昔から高かった。東北福祉大学の同級生で、松山に帯同する進藤大典キャディーからいつも米ツアー情報を仕入れて、“おまえも早くこっちに来いよ”と誘われていたのです」(関係者)