平愛梨と熱愛の長友 中国企業インテル買収で来季に暗雲
「インテルは、石油会社経営などで財を成したモラッティ家が親子2代でオーナーを務め、13年にインドネシアの実業家トヒルが会長に就任するまで、個人パトロンとしてクラブを長年にわたって維持した。ミラノに本社を置く大手タイヤメーカーのピレリは、95年からインテルの胸スポンサーとなっているが、モラッティ元会長は、ピレリの中国市場販路拡大のためにオフに中国で親善試合を行い、その時は胸のピレリの企業ロゴを漢字に直すほどの念の入れようでした」
■選手を爆買いする新オーナー
そこで気掛かりなのはインテルが中国系企業となり、長友の今後はどうなるかだ。蘇寧グループの張近東会長は「世界のスター選手を集めて強さを取り戻したい」とコメントしている。長友は5月、19年までの契約延長を結んだばかりだが、契約解除となって放出されるようなことはないのか?
「タレントとアモーレだのナンだのと熱愛に浮かれている場合ではありません」とスポーツライター・平野史氏が言う。
「02年に中国の科建という企業が英プレミアの中堅エバートンの胸スポンサーになり、ついに中国系企業が欧州サッカーに参入と話題になりましたが、科建はスポンサー料の見返りに当時の中国代表MF李鉄をエバートンに押し込んだ。インテルを買収した蘇寧グループにしても、まずはチームに中国人選手を引き入れることで国内で注目を集め、本業の業績をアップさせたい。もちろん欧州で知名度を上げるためには、欧州強豪国の代表クラスの有名選手を引き入れるのが一番です。日本人選手は中国の国内マーケット、欧州マーケット両方から『必要ない』存在になる。一部日本メディアが、アジア市場開拓のために長友はそのままインテルでプレーし、日本代表のチームメートのFW岡崎慎司(30)やMF香川真司(27)にも触手を伸ばすと報じましたが、まったく逆になると思います」