コースは超難設定 きょう開幕の全米OPは我慢比べ大会確実
コースはアップダウンが激しく、12番パー5は全米オープン史上2番目に長い632ヤードとロングドライブが求められる。それでいて高速グリーンが待ち受けているわけだから、4日間72ホール、選手たちは一瞬たりとも気を抜けず、肉体もメンタルもヘトヘトになってしまうわけだ。
優勝争いはジェイソン・デイ、ジョーダン・スピース、ローリー・マキロイの、メジャータイトルをすでに手にして経験豊富なビッグ3中心の戦いになるとみられる。
そこに、メジャー未勝利のダスティン・ジョンソン、リッキー・ファウラーに松山英樹が絡んでくる展開が予想される。
「ビッグ3で勢いがあるのは、今季3勝をマークし、世界ランク、米ツアーポイントランク、賞金ランクの3部門で首位に立つジェイソン・デイです。ドライバー平均飛距離302ヤードは強みなのですが、フェアウエーキープ率が56・05%(ランク163位)というのがネックになりそうです。高速グリーンなら、平均パット数ランク1位のスピースに連覇のチャンスが出てきます」(前出・吉川氏)