米ツアー撤退の有村智恵 国内復帰戦3位発進のカラクリ
【サントリーレディス】
米女子ツアーを撤退した有村智恵(28)が復帰戦に選んだ今大会。初日は6バーディー、1ボギーの「67」で回り、首位と1打差の5アンダー3位タイの好スタートを切った。
「数年アメリカで上位で争ってもないし、久々に優勝争いを味わってみたい」(有村)
日本ツアー13勝を誇り、2009年には年間5勝を挙げ、賞金ランク3位(11年、12年にも3位)にもなった。
2012年の日本女子プロ優勝で複数年シード権を手にして、高校時代の先輩宮里藍(30)に誘われ、13年から米ツアーに挑戦した。1年目こそシード獲得できたが、ここ2年間は下部ツアーが主戦場。今季は3試合に出場して獲得賞金4885ドル(約52万円)でランク72位と低迷。熊本地震を体験して、「(米撤退は)地震が一番の理由」と語っているが、米ツアー下部での実力不足を痛感したようだ。
そんな有村が日本なら好スコアである。米ミニツアーでプレー経験のある田野井章江プロがこういう。