初日は雨にもたたられ…全米OP“3つの直前変更”に選手混乱

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 主催の全米ゴルフ協会(USGA)は硬くてオーガスタ並みの高速グリーンに仕上げたはずだが、初日はバックスピンがかかりグリーンからこぼれ出てしまうシーンが何度かあった。

 すべては雨のせいだが、もとはといえばコースセッティングのやりすぎが問題だったのかもしれない。

 公式発表では14フィートに設定するグリーンスピードは、練習ラウンド時点ですでに16フィート前後もあった。スピードを遅くするためにグリーンに水をまいたとも伝えられている。それが大会初日の雨天で12~13フィートまで遅くなっていたようだ。

 毎日、グリーン表面下の湿度を計測し、芝が生き残るぎりぎりまでの硬さにしていた。そのため練習ではバックスピンがかからなかった。グリーンをとらえたボールが奥にオーバーすることはあっても、花道まで戻ってくることはなかったのだ。

 ホールヤーデージにしても同じことがいえる。

 8番パー3は公式には288ヤードだが、「300ヤードを超える日がある」としていた。ところが初日は258ヤードだった。ラフも選手からのクレームで、直前になって短く刈り込んでいたのだ。

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