全米OP連覇狙うスピース 濡れたグリーンにイライラ爆発
【全米オープン 初日】
大会連覇を狙うジョーダン・スピース(22)が、「ウソだろう」と珍しく怒りを爆発させた。
今大会は硬い高速グリーン、狭いフェアウエー、粘りのあるラフと難設定が出場選手を苦しめているが、初日は雷雲のため何度も中断になり、グリーンがウエットで止まりやすくなっていた。
イン発進の初日は684ヤードと距離が長い12番パー5でバーディーが先行した。1打目、2打目とフェアウエーをキープして、3打目は残り102ヤード。ウエッジでピン左手前5メートルにボールを落とすと傾斜を利用してカップそば1メートルに寄せて難なく沈めた。
グリーンを狙うショットは微妙な傾斜を計算に入れないと、ピンそばに落としても遠ざかってしまうケースがある。事前の練習ラウンドでスピースはグリーン形状をしっかりチェックしていたのだ。
ただし雷雨でグリーンがウエットになり、スピンがかかりやすくなった。14番ボギーでイーブンパーになり、307ヤードと距離の短い17番パー4でイライラがピークを迎えた。