イ・ボミが今季4勝目 国内専念の“内弁慶”いつまで続く?
【CAT Ladies】(最終日)
イ・ボミ(28)がまたしても勝負強さを発揮した。大江香織(26)、全美貞(33)とのプレーオフを制し、2週前の「meijiカップ」に続く出場2戦連続優勝で、今季4勝目を挙げた。
これでプレーオフは4連勝。自身が持つ国内女子のプレーオフ連勝記録に並び、通算では8勝1敗となった。
15試合目で4勝は、昨年の22試合目を上回るハイペース。今季は開幕からの9試合連続トップ10入り記録をつくるなど、2年連続獲得賞金2億円超えも夢ではない。技術は間違いなく一流とはいえ、しかし、アスリートとしてのスピリットはどうか。
イ・ボミは今年、リオ五輪韓国代表入りを目指し、世界ランクのポイントが高い米ツアーに参戦した。しかし五輪出場の夢が絶たれると、米ツアーには目もくれない。日本ツアーに専念すると公言している。
ひとつでも上のステージで勝負したいというのはアスリートの本能。一流選手であれば勝てると分かっている勝負は面白みもないし、フェアじゃないと考える。稼げるし、スポンサーを含めた周囲はチヤホヤしてくれるし、居心地がいいといつまでも“内弁慶”では、いつか成長が止まってしまう。