単独首位キープ 故障明け好調の石川遼は米ツアー戦えるか
【ANAオープン】
腰痛から主戦場の米ツアーを離脱して帰国し、半年ぶりに日本ツアーで復帰した石川遼(24)の好プレーが続いている。
復帰初戦のKBCオーガスタで優勝すると、翌週のフジサンケイは2位。そして3戦連続出場の今週は初日9バーディー、ノーボギーの63で回り、単独トップに。2日目もスコアを3つ伸ばし、通算12アンダーとして単独首位をキープしている。大会主催者とスポンサー契約を結び、昨年もこの大会で勝っている。
「(連覇に向けて)スタートとしては本当に良かった。優勝争いの中でいいショットができれば自分の財産になるので、どんどん吸収できるようにいい位置で週末にプレーできるように頑張る」
プロにとってバーディーは良薬といわれ、日本ツアーではすでに不安材料がないといえる。今後は日本オープン(10月13日開幕)に出場後、マレーシアで行われるCIMBクラシックから米ツアーに戻る予定だ。
ただ、飛ばし屋ぞろいの米ツアーはレベルが高く、日本ツアーのように好成績を残せるかどうかは未知数だ。しかも米ツアーでは公傷制度を受けており、2016―17年シーズンは限られた試合数でシード権をクリアする必要に迫られている。