ウッズ戦列復帰も 業界が嘆く“スター不在”で失われた人気

公開日: 更新日:

「ウッズが今もバリバリ活躍していれば違っていたかもしれない……」

 そう思っているゴルフ関係者は少なくないだろう。

 タイガー・ウッズ(40)が自身のSNSで、来年2月に行われる「ジェネシスオープン」(16~19日=リビエラCC)でのツアー復帰を明らかにした。

 来年から韓国の現代自動車がスポンサーになるこの大会を選んだのは、ウッズの財団が主催者になることと、アマチュア時代の92年、当時16歳で初めて出場したPGAツアー(当時はニッサン・ロサンゼルスオープン)の開催コースだったからだ。

 ウッズの戦列復帰は業界にとっては明るい話題とはいえ、世界的なゴルフ人気の低迷は、ウッズの衰えと次なるスターの不在が大きな要因といわれている。

 今年5月、アディダス本社がテーラーメイドを売却することを発表。8月には、96年からウッズと契約しているナイキも、クラブ、ボール、ゴルフバッグのビジネスから撤退すると発表し、業界に衝撃が走った。全盛時代、カネをたんまり蓄えたウッズがテーラーメイドを買収か、という噂も立った。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…