タイガー・ウッズが選んだボールは「科学者」のお墨付き
腰痛のため昨年8月からツアーを離れているタイガー・ウッズ(40)は今週、自身がホストを務める慈善大会「ヒーロー・ワールド・チャレンジ」(11月29日~12月4日=バハマ・アルバニーGC)に出場する。その際にブリヂストンのボールを使用すると、米スポーツ専門局ESPN(電子版)が27日に報じた。
そこでブリヂストンスポーツ(BS)広報部に問い合わせたところ「タイガー・ウッズ自身がホストを務める大会で『TOUR B330S』を使用するとは聞いています。ボール使用の契約をしたかどうかの情報はまだ入ってきていません」とのことだ。
ウッズと用具契約しているスポーツ用品大手のナイキは8月、クラブ、ボール事業からの撤退を発表。今週は同社のクラブを使用するそうだが、ボールはブリヂストン製に替える。
それにしても、ゴルフボールを製造しているメーカーは多々ある中で、なぜウッズはこの製品を選んだのか。ヒントは後輩の「実験」にあるかもしれない。
ウッズが使用することを決めたボールで、すでに米ツアーでプレーしているルーキーが、昨年の全米アマ覇者で、今年プロに転向したB・デシャンボーだ。10本のアイアンの長さが全て同じという特殊なセッティングでツアーを戦う彼は、南メソジスト大学(米・ダラス)で物理学を専攻。自らを「ゴルフの科学者」と言い、ゴルフ用具にも独自の考え方を持っている。