「やっぱり入らない…」松山英樹のパット不調の原因は?
何が問題なのか? 田原紘プロが「パターが悪いという思いが強くて、グリーン上で辛抱できていない」とこう指摘する。
「松山以上にパットに悩み、外している選手は何人もいる。だが、3日目10番でのダブルボギーは、3.5メートルのパーパットを無理に沈めにいって、返しの1.5メートルを外すなどパターが悪いという焦りから、自分のペースを完全に崩している。本人もワイアラエCCが苦手だと感じているのも原因でしょう。テレビでグリーンが大写しされるとサッチングの小さな穴が見られ、芝目に影響される以上にボールの転がりが速く、ライン読みが難しくなっている。これから始まる米本土での戦いを視野に入れて修正していく課題がはっきりしたと思います」
大会は初日から首位キープのジャスティン・トーマス(23)が最終日もスコアを伸ばし、通算27アンダーで2週連続優勝を遂げた。72ホール「253」は米ツアー最少ストロークを更新する新記録だった。
また決勝ラウンドに進出した日本勢は谷原秀人(38)が松山と同じ通算11アンダー27位、小平智(27)が通算8アンダー49位だった。