世界トップ10入りで環境激変 松山英樹はどれだけ稼げるか
「世界のマツヤマ」に近づいたか。
男子ゴルフの最新世界ランキングが23日付で発表され、「CIMBクラシック」で2位だった松山英樹(24)が前週の13位から3つ上げて10位となり、世界ランクトップ10入りを果たした。世界ゴルフランキングで日本人がトップ10入りをしたのは98年の尾崎将司(69)以来、18年ぶりの快挙だ。
米ツアー2勝の松山だが、メジャーは未勝利。とはいえ、世界ランク上位選手はJ・デイ(1位)D・ジョンソン(2位)と、R・マキロイ(3位)と10人中8人がメジャータイトルホルダーだ。つまり、松山のトップ10入りはメジャーチャンピオンと同等の実力があるという証拠でもある。実際、昨季は全米プロ4位、マスターズ7位と優勝争いにも顔を出している。
松山が世界ランク100位以内に入ったのは、13年の中日クラウンズ2位で、108位から90位にアップした。同年のダイヤモンドカップに優勝して64位から49位に上昇してトップ50入りと、トントン拍子に順位を上げてきた。米ツアーに主戦場を移した14年の11月からはトップ20をキープし続け、ついに「世界の10人」になったのだ。