内弟子増やし外国人枠撤廃叫び 白鵬“親方規定”変更に焦り
残された時間はそう多くない。
1日、2月に入門したばかりの内弟子・中村(22)に稽古をつけるなど、精力的に汗を流した横綱白鵬(31)。すでに内弟子は山口、石浦がおり、中村で3人目になる。
しかし、そもそも白鵬には内弟子を預かる“資格”はない。内弟子を取れるのは部屋付親方、もしくは引退後に確実に親方になれる力士のみ。白鵬は帰化していないのだから、このままでは引退しても親方にはなれない。これは大関、横綱に許される「一代年寄」も同じだ。親方になりたければ、鳴戸親方(元大関琴欧洲)や大島親方(元関脇旭天鵬)のように日本国籍を取得するしかない。
にもかかわらず、このモンゴル人横綱は続々と内弟子を増やしている。これには周囲も眉をひそめているが、先日はさらに「外国人枠撤廃」発言も飛び出した。現在、「外国出身力士」は1部屋に1人しか許されていないが、白鵬は「モンゴルには相撲好きな子がたくさんいる。(外国人枠の)制度をなくしたい」と話した。
勝手に内弟子を増やし続け、さらに外国人枠まで撤廃となれば、その先にあるのは何か。