川岸史果が逆転負け ゴルフ界「2世は大成しない」本当か
【ダイキンオーキッドレディス 最終日】
自滅した。単独首位で最終日を迎えた川岸史果(22)が、1バーディー、5ボギーの76と大崩れ。2打差2位でスタートしたアン・ソンジュに逆転され、ツアー初優勝を逃した。
父は男子ツアー6勝の実績を持ち、「怪物」と呼ばれた良兼(50)。川岸が2日目に65、3日目に68のビッグスコアを叩き出すと、そんな父になぞらえたスポーツ紙は、「日本初の父娘ツアーVに王手!!」とデカデカと報じた。が、にわかに浴びたスポットライトにプレッシャーがかかったか、この日はアイアンとパットが乱れてボギーが先行。16番でアンに逆転され、相手のミスにより17番で再び並んだものの、最後は経験の差を見せつけられた。
通算5アンダーのトップタイで迎えた18番パー5は、2オンを狙ったショットをグリーン右に外すと、アプローチはピンを大きくオーバー。グリーンの外からパターで打った4打目は、無情にもカップの手前で左にそれた。アンは花道からのアプローチをピン下につけ、約4メートルのバーディーパットを沈めた。