内部から不要論まで 勝てないウッズにスポンサーがソッポ
予選落ちと棄権。これが今年2試合に出場したタイガー・ウッズの成績だ。
1年5カ月ぶりにツアー復帰戦に選んだのはファーマーズ・インシュアランス。会場のトーリーパインズGCでは、過去8勝とコースを得意にしていたが予選を突破できなかった。
ドバイのエミレーツGCでは2勝しているが、腰痛で初日の18ホールしかプレーできなかった。だから、「ウッズも潔く引退した方がいい」という指摘がツアー内部から出ており、タイガー不要論まで聞こえてきた。
あるブックメーカーは、ウッズが来年1月1日までに引退すれば2.9倍、今すぐではないにしても、賭け率は引退間近という数字にも見えてくる。
■「情熱戻すことは難しい」
かつてのコーチ、ブッチ・ハーモンは、「タイガーはもうあるレベルではプレーできないかもしれない」と語っている。もうひとりのハンク・ヘイニーも同じようにウッズの才能は高く評価しながら、「健康を除けば、ウッズに最も重要なのは意欲だ。一度失ったプレーに対する意欲や勝つことへの情熱を元に戻すことは難しい」と語っている。