男子シニアは見応え十分 飛距離と技術も男子ツアーに劣らず
【ファンケル・クラシック 最終日】
「プレーオフはなかなか見応えがありましたね」
ファンケル・クラシックをテレビ観戦した菅野徳雄氏(評論家)がこう言った。
国内シニアツアー史上最多の5人によるプレーオフは、4人が3ホール目(18番・パー5)に入り、レギュラーツアー3勝の米山剛(52=写真)が第2打をピンそば30センチにつけてイーグルを奪い、シニアツアー3年目にして初優勝を手にした。
「(イーグルを取った第2打は)234ヤードのややアゲンスト。5Wでは大きいと思った。下りも入れて217ヤードぐらいだったので、4Uでフックに打ったらたまたまうまくいった。シニアになって優勝することが夢でしたし、目標でもあった。歴史あるファンケル・クラシックで優勝できたことは感無量です」(米山)
最後は2人がバーディーで、米山のイーグルで決着。シニアといっても用具の進化で飛距離は昔ほど落ちない。50歳すぎのプロの戦いでも見応え十分だ。