米ツアーシード落ちも…横峯さくらは国内復帰しないのか
「まさかQTに落ちて欲しいとも言えないしな……」
2日、横峯さくら(31)が契約するメーカーの新クラブ発表会が都内で行われた。その会場で、ある関係者がこう漏らしていたという。
米女子ツアー3年目の今季は17試合に出場。10試合が予選落ちで、ベストフィニッシュはキャンビア・ポートランド・クラシックの21位。そんな成績では当然稼ぎは少なく、賞金ランクは137位(3万8686ドル=約436万円)。来季のシード権を失った。
今後は再び米ツアーの出場資格を得るため、ファイナル・クオリファイング・トーナメント(QT)を受けるそうだが、今季スコアの平均は72.27(115位)。日本女子オープン連覇の畑岡奈紗(18)も、米国では同140位(3万7852ドル=約426万円)、平均スコアは72.87(142位)とさくら以上に成績は悪いものの、こちらは若くて吸収力があるし、何より伸び盛りだ。QT再挑戦も期待がもてる。
あるトーナメント関係者が言う。
「横峯が米国でプレーしたいのは、女子ツアーの最高峰ということもあるが、メンタルトレーナーの夫と誰にも干渉されずに楽しく2人だけで生活したいからです。日本にいれば全国どこへ行っても、『さくらちゃん、さくらちゃん』と声をかけられるし、ファンの視線も気になる。それが嫌だったのです。宮里藍が引退して、今の女子プロ界にはこれといったスターがいない。横峯も今年の12月で32歳になる。全盛期を過ぎた今、米ツアーで勝つのは厳しい。余力が残っているうちに国内ツアーを盛り上げて欲しいと思っているゴルフ関係者は少なくないのですが……」
米国で散っていくさくらは見たくない……。