結婚後初V 小平は二世誕生と米ツアー会員のどっちが先か
【トップ杯 東海クラシック】
「今回勝てれば、これから何勝もできるから大丈夫って、(妻の)美保が言っていました」
ツアー通算5勝目を挙げた小平智(28)は笑顔でこう語った。
15番のバーディーで首位の金亨成(37)とは2打差。その金が名物ホールの16番(パー3)で第1打をグリーン左下に落とし、まさかのトリプルボギー。「敵失」はあったにせよ、第1打を右に曲げた18番の冷静なプレーが勝利を引き寄せた。ティーショットの落下地点に行くとボールは「ラフにすっぽり入っていた」(小平)ため、第2打は無理せず池の手前に刻んだ。第3打はピンまで85ヤード。サンドウエッジでピン上1・5メートルへ。このパーパットを沈めて派手なガッツポーズを見せた。
今回の優勝(賞金2200万円、通算8320万4213円)で賞金ランクのトップに立った小平は、優勝会見で今後の夢について語った。
「それより世界ランキング50位以内になりたい。そっちの方が明確な目標です。マスターズだったり、向こうの試合に出ることを目指している。海外の試合にスポットで出てポイントを稼いで、(米ツアー)最終戦の入れ替え戦に出られるのがベスト。それからPGAに出たいです」