PSG移籍で成長 ネイマールがメッシとロナウドを超える日
新天地パリ・サンジェルマン(PSG)でブラジル代表FWネイマールが、目覚ましい活躍を見せている。フランスリーグの解説などでお馴染みのスポーツジャーナリスト・中山淳氏(元ワールドサッカーグラフィック誌編集長)が、彼の「無限の可能性」について語る。
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近年のサッカーシーンは、常にレアル・マドリードFWクリスティアーノ・ロナウドとバルセロナFWメッシの2大スターによって牽引されてきた。しかし、PSGに加入してからのブラジル代表FWネイマールを見ていると、この2人を追い抜く日は、それほど遠くないと思えてならない。
32歳のC・ロナウドと30歳のメッシと比べ、25歳のネイマールには、まだまだ無限の可能性がある。メッシの脇役だったバルセロナ時代とは違い、PSGでは完全にチームの大黒柱としてプレーしており、精神的に大人になった印象がある。
例えば、18歳の神童FWエムバペを、自分がバルセロナでメッシにやってもらったように可愛がっている場面をよく見るが、それもネイマールの成長の証し。その精神的な余裕が、プレーの選択肢も増やしている。