弟子と寝食を共にせず 貴乃花親方“師匠失格”の状況証拠
白鵬(32)が休場すれば、稀勢の里(31)は平幕の嘉風に押し倒されて早くも4敗目で5場所連続の休場。波乱の続く大相撲1月場所5日目のこの日、土俵の外でもちょっとした話題があった。
貴乃花親方(45)が部屋のホームページを更新、暴行事件の被害者である弟子の貴ノ岩(27)が3月の春場所での復帰を目指していることを明らかにした。
貴乃花親方が貴ノ岩の様子などに関して公の場で説明したのは初めてのこと。「これから本人に未来を切り拓かせるためには、今回の事件を乗り越え、精神的肉体的な懸念を克服し、後遺症の恐怖にも打ち勝たなければなりません。そのための指導は、惜しむことなくして参ります」などとつづっているが、これに反応したのが協会内部の親方たちだ。
「弟子を守るとか、指導は惜しまないなんて、よく言いますよ」と、親方のひとりがこう言った。
「親方は通常、部屋で弟子たちと寝食を共にします。それこそ朝稽古に始まって夜寝るまで弟子たちの面倒を見る。弟子の日常まで把握しなければ本当の意味での教育はできないし、弟子の行動に関しては責任を負う立場にあるからです。けれども、貴乃花親方は通い。品川の自宅から江東区の貴乃花部屋に通っているのです。よんどころない事情があって部屋に通っている親方も中にはいますが、ほんのひと握り。というか、通い親方なんてほとんどいません。貴乃花部屋であんな事件が起きたのも、親方の目が行き届いていない何よりの証拠ですよ」