世界代表落ちでも…葛西が日本ジャンプ陣に欠かせない理由

公開日: 更新日:

 ベテランの連続出場記録が途絶えた。

 28日、全日本スキー連盟は世界選手権(2月20日開幕=オーストリア)代表メンバーを発表。今季9勝を挙げている小林陵侑(22)ら5人が代表入りし、レジェンド葛西紀明(46)の12大会連続15度目の出場はならなかった。

 今季のW杯は小林らの若手が躍進する中、低迷が続き、先の札幌大会での7位が最高。葛西によれば、自身の実力不足に加えて「海外勢の層が厚くなっている。1本目でいいジャンプをしても、2本目に行けないのは珍しくなくなった」と、世界のレベルアップも一因としている。それでも、闘志は衰えるどころか「若い選手の活躍が刺激になっている」と意気盛んだ。

 合宿中は誰よりも早く練習場に顔を出して、精力的なトレーニングをこなす葛西に触発される若手は少なくない。小林以外では、佐藤幸椰(23)が、今月のW杯ザコパネ大会で初の表彰台(3位)に立った。若手が結果を残しているのは、今季開幕前に「葛西超え」を誓い、互いに切磋琢磨し合ったことが大きいという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇