3連続ボギー発進で9差出遅れ 松山“弱気の虫”で見せ場ナシ
【マスターズ】初日
「いいところがなかったですね。修正はいろいろある」
ホールアウト後の松山英樹(27)はコメントも表情もぶっきらぼうだった。6年連続8度目の出場で、大会の雰囲気もコースも知り尽くしている。
それでも思い通りにプレーできなかったいらだちがあったのだろう。
この日はティーショットが右へ、右へと曲がった。1番、2番とも右フェアウエーバンカーにつかまり、パーオン逃しのボギー。続く3番もティーショットを右に大きく曲げて3連続ボギーと出だしからつまずいた。この時は、「もうパーが取れないと思った」と弱気になっていた。
距離が40ヤード延びた5番パー4で、前半唯一ドライバーがフェアウエーをとらえると、残り194ヤードをピンそば60センチにつけて初バーディーを奪ったが、後が続かない。
折り返して10番は、2打目がグリーン右バンカーにつかまり3打目は脱出に失敗。4打目はグリーンから花道に転がり出て、痛恨のダブルボギー。