コロナ禍で高校野球に勢力図ガラリ 都市と地方で“逆格差”

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 同じくドラフト候補である八戸学院大の右腕・大道温貴はつい先日、自身のSNSで、練習で150キロマークしたことを報告した。八戸学院大も苫小牧駒大と同様、学校は休校中ながら練習は継続。コロナ感染者が比較的少ない東北地方の高校・大学では、練習時間を短縮したり、練習内容を簡素化したりしつつも、練習を行っているところが少なくない。セ球団のスカウトが言う。

「公式戦の試合数が減れば球団の収入は減る。補強費は例年より縮小され、ドラフト指名人数も減る可能性がある。もともと、今年は逸材が少ない年である上に、成長の過程をチェックできないため、評価は無難な形に落ち着くはず。その中でも練習できる学校の選手は、多少なりともアドバンテージになるし、その結果、良い状態で試合に臨めれば、評価は上がりやすいでしょう」

 今は微差でも、時間が経てば大差になることもある。今年のドラフトは、地方出身選手が多く名を連ねるかもしれない。

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