ドイツ1部通算10得点 フランク鎌田が“ポスト大迫”に名乗り
再開した独ブンデスリーガ1部フランクフルトのFW鎌田大地(23)の評価がウナギ上りだ。
再開2合目の前節ボルフスブルグ戦。鎌田はMF長谷部誠(36)とともに先発出場。1-1で迎えた後半40分である。
ペナルティーエリア内で味方FWが頭で落としたところに走り込み、相手GKの広げた手足が届かないコースを沈着冷静に見極め、左足インサイドでゴール右に流し込んだ。
これで鎌田は今季公式戦で通算10得点。2ケタに乗せたこともあり、同じブンデス1部ブレーメン所属で不振にあえぐFW大迫勇也(30)の後継者として脚光を浴びるだろう。元サッカーダイジェスト編集長・六川亨氏がこう言う。
「鎌田は、大向こうウケするようなファンタジックなプレーを披露したり、鍛え上げたフィジカルを利して相手DFをなぎ倒しながらゴールに猛進していくタイプではない。ただし天才です。何の天才かというと、相手ペナルティーエリア付近で冷静さを保ちながら局面ごとにベストのプレーを瞬時に選択。顔色を変えないでサラリとやってのける天才と言える」