J1再開は7.4決定も…1週間後に「観客動員」案の時期尚早
Jリーグ第8回臨時実行委員会が29日に開催され、終了後に行われたリモート会見でJリーグの村井チェアマンが「6月27日にJ2の再開とJ3の開幕、7月4日にJ1を再開することを決議しました。選手たちの安全と健康のために万全を期したい」とコメントした。
「当初は7月最初の週末にJ1、J2の再開とJ3の開幕をシミュレートしていたが、ほとんどが小規模スタジアムであるJ2、J3で“実際の試合運営などの予行演習をやって”J1の再開日を迎えたいという思惑がある」(放送関係者)
再開当初は無観客で開催されるが、村井チェアマンは「無観客試合を好ましく思っていない」(マスコミ関係者)。J1が再開された後、8日の水曜開催を挟み「11日の試合に観客を入れて開催したいと考えている」(前出の関係者)ともっぱらだ。
「村井チェアマンは、4月の段階で『可及的速やかに観客を入れて試合を行いたい』とJ職員に善後策を講じるように指示していた。プロ野球との共同歩調も視野に入れている。プロ野球は6月19日に開幕。政府のイベント開催の緩和目安である〈プロスポーツは7月10日から入場者の上限を5000人か収容人数の50%の少数の方とする〉を順守しつつ、同日の試合から観客を入れるという腹案を持っている。その翌日、J1も人数制限を守りながら通常開催に踏み切る」(前出の関係者)
うまでもないが、プロ野球もJリーグも「観客に感染者が出たら道義的責任をどう果たすつもりか?」という問題がつきまとう。入場料という日銭欲しさに拙速にコトを進める――は厳に慎むべきではないだろうか。