どこも無観客…来年のロスでの観戦のために今年は観戦ロス
いい陽気はあっという間に通り過ぎて、灼熱地獄の夏が来るぞ。なにをしてるのだスポーツは。どっっっっこも無観客だ。ええい、オレは生の試合を客席から見たいぞ!
ドンガラドンガラ、パ~パッカパ~! うるせえと思ってた太鼓やラッパが懐かしい。地の底から湧き上がるような大歓声に混じって1000円札を5本の指に挟んでボンベ背負ったおねえさんが汗でも流れ落ちない粉ハタいて「ビールいかがでしょ!」てな声に、1杯800円は高えが思わず手ぇ挙げりゃ、笑顔はじけてそばへ来て、長大な尿検査みてえな紙コップに麦酒と泡7対3、ギリギリんとこを渡されて、こう、てめえから下唇で迎えに行ったところへ紙コップのへりが当たるんだ。グビグビ、ああ、たまんねえ!
この際、野球じゃなく球蹴りだっていいぞ。おお、ドイツのブンデスリーガとかやってんだろ。「グルンナッテン、ダテニンゲン、飲酒バイテン、ドコデンネン!」なんて売り子のおねえさんから本場のハイネケンでもヘニンガーでも、ちょいとタンパク出てそうな濁った麦酒だ。グビグビ。
な、なに、ドイツも無観客? ええい、どっか客入れてやってるスポーツぁねえのか!