著者のコラム一覧
羽川豊プロゴルファー

1957年栃木県出身。79年日本学生ゴルフ選手権優勝。翌80年にプロテストに合格すると、ルーキーイヤーの81年は日本オープン、日本シリーズに優勝。同年代の湯原信光、倉本昌弘とともに「ニューウェーブ三羽烏」と呼ばれた。82年にはメジャーのマスターズから招待され、初出場で15位。「世界最強レフティー」と絶賛された。現在はシニアツアーでプレー。テレビ解説者としても活躍している。

松山英樹の全米OP 調子を上げて臨む新シーズンが楽しみ

公開日: 更新日:

 米ツアーに本格参戦した2014年から、松山英樹は7年連続でプレーオフ最終戦「ツアー選手権」に出場しました。最終日は4バーディー、4ボギーの70で回り、通算7アンダー15位で2019―20年シーズンを終えました。

 試合は直前までのポイントランクによるハンディキャップ戦で行われ、松山は初日スタート時点でトップ発進のダスティン・ジョンソンに6打ビハインドでした。それでも「いいショット、いいパットが増えている。自分の中でプラスになっている」(松山)と手ごたえをつかんでシーズンを締めくくったと言えます。今季はコロナ禍で大会中止が相次ぎ、米ツアーのスケジュールが大きく変わりました。不測の事態に、自分がやるべき練習を休まずに続けて、トップ30選手しか出場できない最終戦まで戦ったのはさすがです。

 ここ3シーズンは優勝から遠ざかっていますが、米ツアー全体のレベルが上がっており、松山でも簡単には勝てません。米ツアープロは300ヤードを楽々超えるドライバー飛距離に加えて、アイアンの正確性が求められ、スコアのまとめ方も進化しています。パーオンを逃したときに、グリーン回りからスコアを崩さないアプローチやパットも勝利への大きなカギとなります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • ゴルフのアクセスランキング

  1. 1

    全国を巡ってきた僕がイチ押しの温泉は鹿児島県姶良市の重富温泉…望みをすべて叶えてくれる癒やしの施設

  2. 2

    ハワイのソニーオープンで思い出す 藤田寛之さんと1カ月の「ぜいたく合宿」で覚えた猛烈ホームシック

  3. 3

    キャディー仲間からは「もったいない」…かつて実績のある2人からのオファーを断ったワケ

  4. 4

    原英莉花を待つ米女子下部ツアーの厳しい「数字」…移動も過酷、ギャラリーもほぼゼロ

  5. 5

    令和を迎えたツアープロのランチ事情…プロがまともな食事がとれませんからキャディーはなおさらです

  1. 6

    米女子ゴルフ初参戦の竹田麗央 あるぞ初戦でいきなりV争い【日本時間今夜開幕】

  2. 7

    プロキャディーのシーズンオフは人それぞれですが、僕が毎年やっていることは何でしょう

  3. 8

    追悼・プロゴルファー田原紘さん 多くのアマチュアに慕われた「レッスンの神様」

  4. 9

    QT目前に上井邦浩君に起きた奇跡の逆転シード入り…最終ホールで《トドメを刺されたな》とうなだれた直後のまさか

  5. 10

    岩井姉妹はヨネックス、勝みなみは母親、下部ツアーの原英莉花は? 気になる米ツアーのサポート体制

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も